ToyToy屋

インタビュー

今日はロンドンの学生さんが、わざわざ札幌まで僕のインタビューに来てくれた。流石に札幌まで来てくれたのですし、インタビューを受けて来ました。

日本語もかなり勉強していた学生さん。多分ミュージシャンで音源もリリースしているらしい。だからと言うか、その分、話も早かった。

なんか、普通にピアスしたパンキッシュな女の子だったけど、勉強は凄いしてから、札幌へ来ていた。僕は彼女はまた来る、と直ぐに感じた。

今日は入り口だけでいいだろうと僕は感じていたし、彼女も、ロンドン〜アムステルダム〜東京〜札幌の移動で疲れきっていたから、今日のインタビューは直ぐに終わった。

いつもイギリスの人達に会うと感じる事があるのです。イングランド、ウエールズ、アイルランド、スコットランド。

失われた原語の話になる事が多い。失われそうな原語と文化。しかし、世界中でイギリスの文化のルーツを垣間見る。

パースでもバグパイプが普通に聞こえたし、日本でもアイリッシュは大人気で僕も好き。でもね、原語とかの話になると少し暗い話になる。

今日、会った彼女は自分のルーツの原語を使い音源で表現したい様子だった。だがしかし、僕は日本語で曲を書いている事を伝えた。

彼女も僕のアルバムは聴いていたから、分かっていたけど、なぜ日本語で書いているかを彼女へ伝えた。

日本語じゃないと、日本のリスナーには伝わらない事もあるって事を彼女へ伝えた。そして音楽が置かれている、日本の状況とイギリスの状況の違いも伝えた。

彼女は力尽きてしまった。ごめんよ。でもそんな世界なんだよ。文化的な価値が低下している日本の状況に、彼女は力尽きた。

アイヌ語と奄美の言葉が、今、世界一絶滅の危機にある事も伝えた。彼女も一表現者として何かを感じ取っていた。

彼女との本格的なインタビューなりストーリーはこれから始まる。セッションしたりしながら、音楽でも会話したいと思ったから。

彼女にトンコリは習ったのですか?と聞かれ、僕は久々に思い出した。僕はトンコリも音楽も誰にも習っていない事を思い出した。

ギターもベースもピアノも習った事がない。習った事がないからか、自分で音を探し組み立てる癖があるのです。

気に入った音をギターで発見すると、その近辺の音も探し出し、指で追いかける様な作業から、トンコリのチューニングは生まれる。

ギターは6弦、トンコリは5弦。ちょっとキースリチャードになった気分で、出会った事のない開放弦の世界を耳で発見して行くのです。楽しいよ。

そんな話をしたら、彼女もミュージシャンだから爆笑していた。少しはインタビュアーを間違えた事に気付いてくれたかも?ごめんね。

そんな、無茶苦茶な音楽の話で彼女のインタビューは終了した。なまらゴメン!音楽は自由であって欲しい。基礎は自然に身につくから。

インタビュー後、血液検査の結果を聞きに、勝手に主治医の愛する小ちゃい病院に行ったのです。そして、いつもの様に反省して来ました。

まだ、自分のメンテナンスが甘いのです。確りしないとね、まだ何もやり遂げていないのだから、夢いっぱいで死にたくない!アホのまま死にたくない!

病院を後にし、某ホームセンター内にあるアートセンターに行き、千代紙を物色し帰り、アトリエでCDの盤面に使うデザインを仕上げた。

やっぱりクリエイティブな作業は楽しい。スッキリとアウトプットできたから、今日は一発勝負でフィニッシュ!

レコーディングもそうだからど、一発勝負で決まると気持ちいいのね。2回目からは作為が入って来るから、ボツになる事が多い。

今日は気持ちよく一発勝負で終わった。結構イメージは溜め込んでいたから、仕事がスッキリ終わると気が抜けるっす。

今日出会った千代紙




こんなアイヌ文様になりました。




今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。ToyToy