ToyToy屋

Lord of Matsumae

昨日、ブログに書いた内容をよくよく考えたら、録音してアルバム一枚作れる事をイメージ出来た。僕が松前へ行こうとしてる今の状況をフィールドレコーディングと共に収録する作業になる。竹林の音、波打ち際の音、カモメの鳴き声、祭りのざわめき、鳥の囁き、人々の笑い声。全ては出会いであり、始まりになると僕は思っている。

一筋縄では行かない事も学んだ。傷付いて凹んで泣いた。でも諦めたくない。松前に残る憎しみと恐れを少しでも浄化させたい。350年の歴史と遺恨。僕で終わらせたい。憎しみは幸せを生まない。僕はアイヌとして松前で一人暮らしをしたい。お城みたいな小ちゃい家を建てたい。毎日カモメに迎え入れてもらいたい。毎日、松前で手を合わせたい。アイヌの為にじゃなく、共存の為に。

こんな僕を支えてくれる江差の人達。彼等も僕がアイヌとして松前へ行く事がどれだけ大変な事かと、最近理解してくれ出した。でもね、諦めないよ。まだ、僕は何もしてないから。何をすべきかも見えていないから。トライしたいだけ。

アイヌの事は慎重にやっている。松前では当たり前の事なのかも知れない。でも僕はその言葉に傷付いた。その言葉が僕だけに向けばよかったが、江差の僕の仲間も、同じ事を言われたらしい。

こんなに、文化や歴史が残る町で、どうして、アイヌの事だけは慎重にしなければいけないの。どうして。僕は松前で泣いた、あんなに泣いた事はない。

僕はコミュニケーションが必要だと心底思った。アイヌと松前の見えない距離を無くしたい。知らないって事に恐れて欲しくない。知らないからこそ学べるから。僕がもっと松前の人達に出会わないとだね。

僕が松前で事を起こした後に、アイヌの人達と松前の人達の繋がりが始まったら嬉しい。始まって欲しい。本当にそう思う。

そんな思いと戸惑いを一枚のアルバムに託してみます。僕は歌わないかも知れない。ポエトリーリーディングにトライしたい気持ちが強い。一度死んでリセットされた人間としても、このアルバムに向き合って行きたい。

僕は松前をもっと知りたい学びたい。江差で出来てる事を松前でもやってみたい。諦めたくない。

感謝を込めて丁寧に今を生きて行きます。



こんなんでレコーディング出来ちゃうのよ。




小ちゃいお城みたいな3LDKのお家を建てたい。


今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。





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