昨日はモヤモヤした日だった。暗黙の喫煙OK飲食店と、その飲食店で平気で喫煙する中年男。ルール違反をさせる飲食店。ルールを守らない中年男。うんざりしたよ。しかも昨日は雑誌の取材と撮影だった。テンション上がらなかったよ。ルールを守らないとね。大人としてカッコ悪いよ。



撮影＆取材が終了し、ポストを見ると、札束みたいな封筒が、ポツンとあった。手に取ると軽かった。札束じゃなかった（涙）



その封筒には、石川県、輪島塗の職人スピリットが入っていた。ToyToy屋のペンダントに職人が漆を塗ってくれたのです。嬉しかった。そして素晴らしい漆塗りなのです。日本文化の職人さんとアイヌ文様が繋がったのです。素直に嬉しい事だった。

その輪島塗の職人さんと出会ったのは、多分、2013年だと思う。僕がどうしたら、日本文化の中にアイヌ文様で入って行けるかって、真剣に悩み苦しみもがいていた時期だった。僕はそんな時期にジカバー日本と出会う。そして、石川の職人さん達と出会い、福島の職人さんと出会い、静岡の家具屋さんに出会い、岐阜の家具屋さんと出会い、岐阜の和紙職人と出会って、笑って飲んで、学んで来た。

そして、僕はどうしてもToyToy屋のペンダントに漆を塗ってもらいたくて、職人さん達にお願いしていた。塗ってもらう意味も自分の中にあったからね。

僕は今もだけど、北前船ルートでアイヌ文化を北海道から交易して行きたいって夢がある。北前船ルートには多くの職人達がいる。その職人達とコラボして行くって事なのです。今の時代だからできる文化の交易。そんな事を真剣に考えているのです。

そして、去年、輪島塗の職人からコンタクトが来た。ToyToy屋のペンダントに漆を塗りたいとの事だった。嬉しかったよ。直ぐにペンダントトップを職人へ送った。それから半年位かな、昨日、僕の手の中に帰って来たペンダントトップは、シックで美しいゴールドの光を纏っていた。

非常に上品なゴールド。心を奪われた。これが職人の仕事なんだね。本当に上品な光。ギラギラしていない。輪島塗とアイヌ文様が繋がった。泣きそうだったよ。深い歴史と文化を感じた。だから未来に返して行かないとだね。

さて、こんなコロナウイルスの時期だけど、輪島塗職人との仕事が生まれた。そして、あるプロジェクトは確実に進んでいる。このプロジェクトに参加してくれたデザイナーはね、いつも破茶滅茶なのだが、今回は凄いスピードで動いてくれている。ありがとう。こんな仲間達が僕の財産だって事。みんな、ありがとう。







今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜



ToyToy