静かな札幌。外出自粛。少しだけポン(愛犬)と散歩に出かけた。車は少ない、勿論、人もそれほど出歩いてない。子供達のいない公園。誰もいない河原。誰も乗っていない電車。現実を教えられる。パンデミック。外出自粛。静かな世界。
コロナウイルスって昔のアイヌの人達にとっては、ウェンカムイ(悪い神様)だったり、パコロカムイ(流行病の精霊) 流行病の精霊と言うか、さ迷う病気のカムイ。そんな所だろろうか、昔のアイヌの人達ならこんな時に何をしたのだろうか、魔除のタプカル。大地を踏んで魔を払ったり、チセ(住居)の上に乗って魔を払ったり、フッサフッサ言って魔を払ったりしたのかな。想像しかできない。
正直、一人のアイヌとして、何が出来るのか、自問自答日々だった。僕は友人で白老のお坊さんにも相談していた、何が出来るのだろうかってね。
そんな彼から連絡が来た。一緒に祈ろうってね。素直に嬉しかったよ、しかも外出自粛1日前ってのが最高だった。僕は昨日、彼のお寺へ車を走らせた。道中、白老の友人にも少し会って、お互いにエールを送り合った。みんな頑張ってるよ。見えない恐れの中でね。
僕等は白老の様子を見ながら、お寺へ向かった。そして、何故か、お寺を通り越し、僕はお寺の近くにある、アヨロ海岸へと車を走らせてしまった。無意識にね。アヨロ海岸は美しい景色だった。美しい小川は春の光と美しい音で溢れていた。アヨロ海岸の後ろには、カムイエカシチャシって看板があった。なる程なって、何かが繋がって来る事を僕は感じ取った。
それから、お寺に向かい、挨拶を済ませ、アヨロをスマホで調べてみた。納得出来ない事しか出て来ない。ナマラもやもやした気分。お祈りなんて言ってられない気分、もうお寺に来てるのに。その時に僕は答えを見つけた。僕がいつも持ち歩いている、歌詞のファイルに答えがあった。そこに書かれていたアヨロの意味は宇宙だった。ゾワっとした。僕はお祈りの前に宇宙に呼ばれたのだった。
そして、アヨロ海岸を登別方面へ向かうと、海岸にアフンルパル(地下の世界へ入る道の口)がある。友人のお坊さんとその事を話しながら、白老や登別から学ぶ事も多いなって思ったよ。また行かないとね。
はてさて、アイヌ衣装で身支度したら、靴下を忘れた俺。前の日に新品靴下を買ったのに忘れて来た。アーメン。
僕は本堂へと呼ばれた。初めてのお寺。でも僕の感覚では、もう宗教は超えていた。祈りで繋がる事が大事だった。燃え上がる炎と煙にアイヌとの共通点も見つけながら、僕はオンカミ(カムイへの作法)を繰り返した。煙で燻されながら、懐かしいって感覚が蘇って来た。静かに燻されながら、祈り言葉は煙に乗って登って行く。
コロナウイルスで曇っていた自分の気持ちが、煙で燻され、晴れ渡った気がした。何故かスッキリした。祈るって事を再度考える、きっかけになったのかもね。
お祈り終了後、僕は友人のお坊さんにお経を上げてもらい、お経とトンコリのセッションに突入して行った。不思議な空間が生まれた。仏教とアイヌの繋がりと始まり。アヨロ海岸で感じた事は、こんな事なのかも知れない。お経とトンコリのセッションが終わると、本堂に煙はなかった。不思議だね。
本当にいい経験の日だった。お祈り終了後、海岸へ行くと美しい景色が、僕等を待っていてくれた。最高のギフトをいただいた。
本当に呼んでくれて、ありがとう。新たな学びも生まれた。そして、繋がりも生まれた。月一位でやりたいけどね、外出自粛だもんね。でも心の中でも出来るよね。
正直、何を祈ったのか覚えていない。酔っ払ってた訳じゃないよ。素面だよ。そんな事なのかな、悪い感覚はない。味覚も嗅覚もある。でも本当にいい経験だったよ。
本当にありがとう。
今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜
ToyToy
コロナウイルスって昔のアイヌの人達にとっては、ウェンカムイ(悪い神様)だったり、パコロカムイ(流行病の精霊) 流行病の精霊と言うか、さ迷う病気のカムイ。そんな所だろろうか、昔のアイヌの人達ならこんな時に何をしたのだろうか、魔除のタプカル。大地を踏んで魔を払ったり、チセ(住居)の上に乗って魔を払ったり、フッサフッサ言って魔を払ったりしたのかな。想像しかできない。
正直、一人のアイヌとして、何が出来るのか、自問自答日々だった。僕は友人で白老のお坊さんにも相談していた、何が出来るのだろうかってね。
そんな彼から連絡が来た。一緒に祈ろうってね。素直に嬉しかったよ、しかも外出自粛1日前ってのが最高だった。僕は昨日、彼のお寺へ車を走らせた。道中、白老の友人にも少し会って、お互いにエールを送り合った。みんな頑張ってるよ。見えない恐れの中でね。
僕等は白老の様子を見ながら、お寺へ向かった。そして、何故か、お寺を通り越し、僕はお寺の近くにある、アヨロ海岸へと車を走らせてしまった。無意識にね。アヨロ海岸は美しい景色だった。美しい小川は春の光と美しい音で溢れていた。アヨロ海岸の後ろには、カムイエカシチャシって看板があった。なる程なって、何かが繋がって来る事を僕は感じ取った。
それから、お寺に向かい、挨拶を済ませ、アヨロをスマホで調べてみた。納得出来ない事しか出て来ない。ナマラもやもやした気分。お祈りなんて言ってられない気分、もうお寺に来てるのに。その時に僕は答えを見つけた。僕がいつも持ち歩いている、歌詞のファイルに答えがあった。そこに書かれていたアヨロの意味は宇宙だった。ゾワっとした。僕はお祈りの前に宇宙に呼ばれたのだった。
そして、アヨロ海岸を登別方面へ向かうと、海岸にアフンルパル(地下の世界へ入る道の口)がある。友人のお坊さんとその事を話しながら、白老や登別から学ぶ事も多いなって思ったよ。また行かないとね。
はてさて、アイヌ衣装で身支度したら、靴下を忘れた俺。前の日に新品靴下を買ったのに忘れて来た。アーメン。
僕は本堂へと呼ばれた。初めてのお寺。でも僕の感覚では、もう宗教は超えていた。祈りで繋がる事が大事だった。燃え上がる炎と煙にアイヌとの共通点も見つけながら、僕はオンカミ(カムイへの作法)を繰り返した。煙で燻されながら、懐かしいって感覚が蘇って来た。静かに燻されながら、祈り言葉は煙に乗って登って行く。
コロナウイルスで曇っていた自分の気持ちが、煙で燻され、晴れ渡った気がした。何故かスッキリした。祈るって事を再度考える、きっかけになったのかもね。
お祈り終了後、僕は友人のお坊さんにお経を上げてもらい、お経とトンコリのセッションに突入して行った。不思議な空間が生まれた。仏教とアイヌの繋がりと始まり。アヨロ海岸で感じた事は、こんな事なのかも知れない。お経とトンコリのセッションが終わると、本堂に煙はなかった。不思議だね。
本当にいい経験の日だった。お祈り終了後、海岸へ行くと美しい景色が、僕等を待っていてくれた。最高のギフトをいただいた。
本当に呼んでくれて、ありがとう。新たな学びも生まれた。そして、繋がりも生まれた。月一位でやりたいけどね、外出自粛だもんね。でも心の中でも出来るよね。
正直、何を祈ったのか覚えていない。酔っ払ってた訳じゃないよ。素面だよ。そんな事なのかな、悪い感覚はない。味覚も嗅覚もある。でも本当にいい経験だったよ。
本当にありがとう。
今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜
ToyToy