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mina wakka リリース

本日、いよいよリリースされた、mina wakka(発泡性にごり酒) 札幌の老舗、銘酒の裕多加さんにて販売開始されました。ラベルに使用されているアイヌ文様をToyToy屋でデザインさせていただきました。イヤイライケレ〜。ちなみにアイヌ語で(mina =笑顔 wakka=水)となります。


mina wakka はですね、銘酒の裕多加五代目 熊田理恵さんプロデュースなのです。理恵さんの熱意に上川大雪酒造さんも動かさられ、川端杜氏をも動かさられ、多くの人達の思いを込めて、本日リリースされました。本当に凄い事です。


理恵さんに出会ったのは去年の春だったと思うよ。僕が某新聞社主催の朝活に講師で呼ばれ、僕の翌週の講師が、理恵さん夫婦が講師だったと覚えている。僕の朝活講義を視察に来ていた理恵さんが、僕に挨拶に来てくれたのです。僕の直感は、面白い商人が来た!だった(笑)


僕は直ぐに一緒に仕事がしたい、僕のアイヌ文様デザインを使って商品開発が出来ないかと持ちかけた。ちょうど理恵さんの中で mina wakka の構想があった時期だったのかも知れない。僕等はちょこちょこ会っては、あれやこれやと喋りまくっていた。


アイヌが昔使っていたお神酒は濁酒だよ。そうなんですよね、そんな事を喋っては笑ってを繰り返していた。遊んでいた訳じゃない。喋ってつまらない人と仕事をすると転けるのが早いからなのです。理恵さんとは散々喋って笑った。彼女の人柄は人を巻き込む不思議な魔法を持っていたから。


僕は試行錯誤しながら、シンプルなアイヌ文様のデザインを理恵さんに手渡した。いろんな事を考え、複雑になって綻んで、無になってシンプルなアイヌ文様を仕上げた。結構な難産だった。だってシンプルな文様って逃げ場所がないのね。だから作為が入ってしまったりする。何度も、試行錯誤を僕は繰り返し、やっと理恵さんの思いの様なシンプルなアイヌ文様を生み出せた。そして、理恵さんは僕の思いと共に、このアイヌ文様を受け取ってくれたのです。


僕等は途中で何度も挫折しそうになっていたのも、事実だよ。でも投げ出さなかった。僕等はお互いに北海道の未来を考えていたからこそ、投げ出す選択肢は無かった。北海道の未来へ何を手渡す事が出来るのか、新しい生産方法を未来へ手渡したい。新しい共存を未来へ手渡したい。そんな思いが強かった気がする。商人とデザイナーが共に脳味噌から冷や汗をかきながら悩み、乗り越えて来た日々は最高に楽しかった。


そんな日々を乗り越えて、mina wakkaは本日リリースされた。そして、僕等は新たなスタートラインに立った。そして今朝、お祝いの花を持ってお店に行ったのだが、朝からお客様がmina wakkaをドンドン買って行く姿を見て本当に嬉しかった。銘酒の裕多加さんのお客様達がmina wakkaを手にした笑顔は本当に眩しかった。


本当に今回のmina wakkaこの仕事に関われて、本当に嬉しい。だから僕等は新しいスタートラインに立っているんだと思う。先ずは今夜、mina wakkaで乾杯しないとね!イクアンロ〜!乾杯!そして、本当にありがとうございます。


ちなみに、mina wakkaは数量限定生産です。なので皆様、銘酒の裕多加に急いで行きましょう!売り切れは直ぐ目の前です。





https://yutaka1.com/




Photo by Carlin



Photo by Carlin




今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜



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