ToyToy屋

ワークショップ

昨日の吹雪&ホワイトアウト。凄かったね、今日はどの道も渋滞してたよ。雪国だね。いろいろと大変だけど、雪国が好きなんだ。雪景色から受け取るインスピレーションってのが僕にはあって、白い美しさって純粋なんだなって感じる。白から始まる美しさは冷たくて、そして溶けて消えて行く。白い美しさは最も簡単に恐怖にもなる。美しさの恐怖。それこそがカムイの威力なのかも知れない。


閑話休題


月曜日に某専門学校にて、今年最初のアイヌ文様切り絵ワークショップを開催して来ました。初っ端から学生達に喝を入れてしまったけど、学生達はめんこかったよ。学生達はホテルマンの卵達。コロナになって、インバウンドも消滅。観光バブル崩壊。そんな中、彼等は何を思い、自分自身の未来を想像するのだろうか?


真剣に話しを聞く学生と、あっけらかとした学生。彼等に頑張ってる姿見せないといけないなって感じた。きっと彼等は怒られ慣れてもいない。そして、どこかで冷めている。コロナと青春。なんと言っていいのやら、僕自身、彼等にかける言葉を探し続けていた。


そんな僕が見つけ出した事は、イメージだったのです。僕は学生達にイメージしてもらう事にしたのです。将来、自分がホテルで働き、お客様とアイヌ文様でコミニュケーションをとる事をイメージしてもらった。


本州や海外から来たお客様に、北海道のアイヌ文様を伝えるホテルマンをイメージしてもらったのです。そりゃ全員がイメージしていた訳じゃないけど、真剣に取り組む学生や、お喋りしながら楽しむ学生もいて、喝から始まったワークショップだったけど、学生達は自分なりに楽しんでいた。


帰り際に一人の学生が僕の所へやって来た。その学生はアイヌ文様の切り絵を理解するのに、最初、時間がかかって、みんなから遅れをとってしまった学生だった。しかし、失敗しながらも理解した彼は最後の最後に、美しいアイヌ文様の花を咲かせ、僕に見せてくれた。もうね、本当にめんこかった。彼は僕がお世話になっているホテルに就職するって事を、誇らしげに僕に教えてくれた。もうね、抱きしめたかったよ。そして、苦手な事から逃げないで、取り組み、最後に花を咲かせた彼を僕は誇りに思う。出会ってくれて、ありがとう。


そんな彼が夢を持って楽しく仕事して生きて行ける様に、僕も苦手な事にトライして、確り今を生きて行こうって思ったよ。本当に出会ってくれて、イヤイライケレ〜。







今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜


ToyToy