ToyToy屋

商標登録完了

この度、僕が多くの人達のサポートの元で生み出した、アイヌ文様雪の結晶(ウパシ)を商標登録し、手続きが完了致しました事をご報告致します。

僕が生み出したアイヌ文様雪の結晶(ウパシ)の解説をさせていただきます。僕が生み出すアイヌ文様には基本があります。それは、モレウ(渦巻文様)シク(菱形文様)アイウシ(棘文様)この三つの文様を必ず組み合わせると言う事です。(自分の中のルール)

今回、商標登録した、雪の結晶(ウパシ)もこの三つの文様を組み合わせ、シンプルに構成しました。文様の外側には自然と棘文様が付き、内側には菱形文様が付き、その内側には渦巻文様が来ます。そして全体の中心部にもう一度、菱形文様を配置しました。

何故、この様な配置をしたのかを説明していきます。文様の外側には、悪いカムイ(悪い神様)を刺す、棘文様を配置するのです。棘文様の次に悪いカムイを見つけるシク(目とも木の芽とも言う)菱形文様を配置し、悪いカムイを見つけられる様にします。そしてモレウ(渦巻文様)で悪いカムイの目を回し刺す。これらの行為が出来る様にとイメージしデッサンするのです。

そして、今回のアイヌ文様雪の結晶ではモレウの前にもシク(菱形文様)を配置し悪いカムイを見つける目を増やしました。すると自然と棘も増えるのです。この様に文様を配置し、先人達が信じていた、文様が使う人を守る。そんな行為が文様に出来る様に配置しました。

文様が人を守るなんて、そんな事できないでしょう。しかし、そんな思いを込める事が大事だと思っています。僕が生み出す全てのアイヌ文様はこの手法と思いで構成されています。

六角形を生み出す様に折られた紙にデッサンされ、ハサミとナイフで切り出す、切り絵のアイヌ文様雪の結晶なのです。それは、僕が子供の頃に習ったアイヌ文様の切り絵なのです。僕は切り絵しかできない。だから生まれるのかも知れない。

今の時代のアイヌ文様とも言えますが、先人達の手法と思いを繋いでいます。僕の中に多くのアイヌ文様を残してくれた先人に感謝し、今の時代に合う様に昇華させる事にトライしているのです。

どうか、僕のそんな思いを受け取ってくれたら幸いです。この雪の結晶(ウパシ)を生み出すのには、多くの学びがありました。雪の学びは勿論、和の家紋に札幌オリンピック。それらの学びを僕に進めてくれた、大恩人もいます。雪の結晶が生まれた時は本当に嬉しかったのです。ありがとうございます。

そして、商標登録に関わってくれた皆様、本当に、ありがとうございます。大事にこの文様を使って、多くの人達へ感謝を届けて行きます。ソンノ イヤイライケレ〜。



今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜

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