ToyToy屋

ToyToy屋ストーリーVol 1

今日から暫く、連載でToyToy屋のストーリーを書いてみようと思い立ったので、スタートします。時間のある時に読んでくれたら嬉しいです。



今から15〜6年前、僕は人間のクズだった。先の見えない自分がいて、アルコールに溺れ鬱病になり、世の中を恨んでいた。トンコリライブで稼いだお金も全て呑んでしまっていた。俺はこんなもんじゃないって言い訳しかなかった。


それでも、アイヌ文様の切り絵を真夜中に切っていた時期もあった。その時期に僕は丸い形のアイヌ文様を生み出していた。今考えても何故、丸いアイヌ文様が生まれたのか不思議なんだよね。


そんな時期に、世の中にはレーザー加工機が生まれ、広まっていた。箸に名入れをするとかで使われ始めていた。僕はレーザー加工機に目を付けた。自分を変えられるかも知れない。確かにそう思っていた。


知り合いの会社にレーザー加工機が導入され、試作を生み出した。なかなか上手くいかないが、手応えはあった。だが、物を売るって事には、全くの素人だった。どう売るかも知らないでの試作の日々だった。


東急ハンズで五ミリ厚の木の葉書を購入し、レーザー加工に適した木材の勉強もした。しかし木の葉書とは言え、自然な木材なのです。寄れたりもするし、常に一定のコンディションではない。


その当時の試作ペンダントは焦げてたり、曲がっていたりで、どう商品にしていいのか、途方にくれていた。それでも諦めたくなかった。今、簡単に諦めたら自分はまた人間のクズになってしまう。それだけは理解していた。


そんな中で生まれてきたのが、ToyToy屋、木のペンダントシリーズなのです。レーザー加工の業者さんも3回代わりました。今は木材業者さん、レーザー加工業者さんと確りタッグを組んで生産されています。


木材業者さんで、木材を選びスライスしてもらい、レーザー加工業者がレーザー加工をし、最後はToyToy屋の手作業で磨かれ組み立てられるのです。アイヌ文様が人を継ぎ生まれているとも言えると思うのです。そんな、かけがえのないペンダントなのです。


コロナ禍で外出が厳しいですが、ToyToy屋のホームページでアイヌ文様ペンダントに出会ってくれたら嬉しいです。こんな不思議なストーリーのペンダントですが、皆様の生活の中で楽しんでもらえたら幸いです。


次回へ続く。

https://toytoy.jp/







今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜


ToyToy