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素晴らしき友情

先月、今年最後の松前への旅の中で、明治時代の素晴らしき友情に出会っていた。

松前出身の医師、村岡格と八雲のアイヌ、イカシパ(辨開凧次郎)この二人の友情に感激したのです。

この時代でよくこんな素晴らしい友情が生まれたなと、僕は立ち尽くしていた。

アイヌの置かれている状況を、村岡格はどう見ていたのか、どうやって、イカシパに出会ったんだろう。

どうして、この二人は全国ピリカ会を作り、アイヌ文化を守ろうとしたのだろうか。

僕は松前城の二階のガラスケースの前で暫く立ち尽くした。

実は、5月に森町のライオンズクラブに呼ばれLIVEをして来たのです。

その時にライオンズクラブの会長から、森町とアイヌの関係をMCで話して欲しいとの事で、村岡格とイカシパが作った、全国ピリカ会の事は既に調べていた。

ウェブ上では余りにも情報が無く、仕方ないよな、そんな気持ちでいた。

しかし、村岡格とイカシパの足跡が、松前城の中で僕の目の前に現れたのです。

素直に導かれたと認めた。涙も自然に溢れていた。素晴らしき友情に感謝感激していた。

松前城の中にシサム(隣の隣人)とアイヌの友情が残っていた。悪い事ばかりじゃないさ、僕はそう受け取った。

今を生きる僕が一人のアイヌとして、今の社会とアイヌ文化を通してコミットして行くか。

先人二人から学びました。ありがとうござます。共に生きる事、依存のない共存。

まだまだ、道南での学びは続きます。僕には、闇の向こうの光が少し感じられているから。



村岡格氏



イカシパ (辨開凧次郎)



二人の足跡

素晴らしき先人二人に感謝し、光を目指して今を生きます。

今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。

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