ToyToy屋

事件は現場で起きている

今朝4時頃、事件は起きた。僕が使っているベッドの前で事件は起きた。朝4時、ドン!と僕が使っているベッドの前で大きな音がした。




認知症のお爺ちゃんが、ベッドから転落。頭部から出血。しかしこのお爺ちゃんは逞しい。トイレに行くと頑張る。




お爺ちゃんを止める看護師。看護師2名でお爺ちゃんを止めようにも、お爺ちゃんは看護師2名を振り解き、トイレへ突撃。




お爺ちゃん、頭部から出血しながらも、看護師2名を振り解き、トイレに突き進む。無理!無理!無理!と言って引きずられて行く看護師2名。




その後、ベッドに戻って来たお爺ちゃんをベッドごと、ナースステーションの奥にある部屋へ連れて行った。見事なチームワーク。




朝6時起床。僕のベッドの前は、血痕やらなんやら、凄い事になっていた。それなのに、起床後、看護師さん達は僕にうるさくしてすいません。と謝ってきた。僕も怪我はないかいって声をかけたけど、申し訳なさそうにしていた。彼女達はなにも悪くない。お爺ちゃんだってね。




僕が入院している病棟は、脳神経内科。僕以外の患者さんはほぼ認知症。日々、認知症の現実を垣間見る日々。




認知症と認知症を支える人達。一昨日も痙攣したお婆ちゃんが担ぎ込まれて来たが今日は元気。看護師さん達に、三途の川を渡るところだったんだよって言われてもケロっとしている。




この病棟でおこる現実はいつか自分にやって来る現実だったりする。それでも、そんな現実と向き合い、文句も言わずに働く若い看護師さん達。もう、リスペクトしかない。




僕はこの病棟の事しか知らないけど、本物のプロフェッショナル!職人だなって思う。春に出会ったスタッフの殆どが残っているのが、その証かな。




誰かが職場放棄したら、それは患者の死に繋がる様な現場。それでも笑顔で働く看護師さん達。本当に凄いよ。




病棟からの夜景




看護師さんと相談して、点滴デスク完成!




ナマラ古いガレージバンドで音源制作?




今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜




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