最近、自分を振り返って見つめる時間が増えていた。何故だか分からないけど。自分を振り返っていた。そして、何に囚われていたのかって事に気付いた。

僕は伝統工芸とか伝統に拘り、囚われていたのかも知れない。歌や踊りもそうだし、工芸品もそうだしね。伝統への拘りを手放してみよう。そう思った。

勿論、これからも伝統は大事に守って行く。だけど、僕が本当に作りたい事は、伝統と今を繋ぎ、未来へ返す事。決して新しい事をやりたいって事ではないけどね。

僕がやっている、アイヌ文様の切り絵を何とか伝統工芸にしたいって事が、逆に僕を縛っていたのかも知れない。

日本の事も学び続けている。職人さん達にも出会って来た。そこに辿り着きたいと心底おもってもいた。

でもね、多分、僕の切り絵が向かう所は、きっと伝統ではないって気付いたよ。勿論、伝統を取り入れて制作はして行く。

何とか、日本の物作りの世界へ入って行きたい。仲間入りしたいと、もがいて来た。何度も東京へ行きセミナーを受けたりもして来た。

東京で見た、全国の職人達が見せた表情は僕の宝物。岐阜で出会った職人はピュアだった。彼は秋の地震の後、食料を送ってくれた。本当にありがとうございます。

もう少し、自分を振り返ってから、遠くの自分を見つめて、自分の将来を、もう一度考えれてみようと思います。









今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。



ToyToy