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松前さくらまつり #2

白神岬展望台で暴風&遭難の様な貴重な夜を経験し、朝を迎えた。風は収まったけど、まだ強い。車は潮でベタベタ。先ずは疲れ切っている車を洗いにスタンドへ行った。朝7時から車を洗うなんて、気持ちいいよ。

車を洗って身支度を済ませ、松前城公園へ向かった、いろいろとお参りもしてなかったからね、散歩しながらお参りして来ました。いろいろ感じる事もあるし、大事な時間。耳塚にも行って来た。静江さんにも手を合わせて来た。ほっとしたよ。

しかし、天気は絶好調!お客さんが、まだ朝の8時前だってのにね、もうかなり来ている。僕も慌てて、ストリートLIVEの準備に車へ戻った。観光協会へ挨拶にも行かずに、ストリートLIVEスタート!天気が良くて気持ちいい!インバウンドのお客さんがチップをくれたり、写真撮影に応じたりしながら、楽しくトンコリを弾けました。

しばらくすると、観光協会の人が僕を迎えに来た。松前藩屋敷の中でも演奏して欲しいと言われ、僕は軽トラで松前城から松前藩屋敷へ運ばれて行った(笑)まさか、アイヌ衣装着て松前城の敷地を軽トラで移動するとは、夢にも思わなかった(笑)

松前藩屋敷の中でもBGM演奏し、写真撮影に応じながら、お昼位までトンコリを弾いていた。そしてまた、軽トラで松前城に移動し、お昼からも松前城でトンコリを弾いていた。

いろいろな人達が、僕に好意を持って、受け入れてくれました。素直に嬉しいです。北海道松前観光奉行のフェイスブックページに動画をアップしてもたったり、函館新聞の取材が来てくれたりって本当に、ありがたいです。

函館新聞の取材では、僕がどうして松前へ来ているのか、何がしたくて松前へ来ているのか、これから松前とどんな関係を築いて行きたいのか、包み隠さず話した。僕の思いを、多くの松前の人達に知って貰う為にも。

松前出身の友達も来てくれたりして、気持ち良くトンコリを弾き続けた。でも指は血豆って感じだけど、痛みより、充実感の方が優っていた。そりゃあ8時間近くトンコリ弾いてたらね、ちょっとは変になったり、怪我したりもあるよ。

今回は、松前の人達に僕が松前でやりたい事を伝える事が出来た。松前ムックリを作りたいって事を伝えた。松前の竹林で育った竹でムックリを作りたい。メイドイン松前のムックリを作りたい。僕が作るアイヌ文様で、アイヌ文化と松前の文化を繋げたい。そんな事を伝える事が出来て嬉しかったのです。

そして、松前の人達が、そんな僕の話を真剣に聞いてくれて、直ぐに可能性を探し出す為に知恵を絞り出してくれた。嬉しかったよ、不可能は無いよね。本気でやればね。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、学びもあった。それは、アイヌと松前藩の話になると、今だに松前の人達が悪い事をしたように勘違いされたりするって事だったり、松前の人達の中でも自分達の先人達が、アイヌに悪い事をしたんじゃないかと、ネガティヴに捉えてしまう人達もいる事なのです。

400年前の事で、今を生きる松前の人達が傷付く事は辛い。アイヌと松前藩の事で、今を生きる松前の人達が傷つく事は辛い。僕が耳塚の写真をアップすると、勝手にシェアした人物がいた。シャクシャインの事を彼は書いていたが、その文面からは、松前の人達への配慮は感じられなかった。

いつも人は片方の味方にしかならないのだろうか、僕はやり直してみたい。憎しみでもなく、恐れでもなく、北海道で共存するスタートには、オリンピックで踊らされる事なく、地に足を付け、遠く(未来)を見てみたいから。

今回、出会った松前の皆様、本当にお世話になりました。これからも宜しくお願い致します。次からは必ず宿を取ってから行きます。白神岬展望台にはもう泊まりません。今度は割り勘で居酒屋に付き合って下さい。出会ってくれて、感謝MAX!イヤイライケレ〜。



松前城


松前藩屋敷






めんこい桜




今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。

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