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松前で感じた事

松前さくらまつりストリートLIVEを2日間続け、得た物もあった。知り合いも増えた。そしてなにより、町の人との会話が増えた事が嬉しかった。

松前さくらまつり会場でトンコリを弾くって言う人体実験でもあった。白神岬展望台で暴風を体験するって言う人体実験でもあった。

全ては僕の中で、素晴らしい経験になりました。松前の事も少しは学べました。

去年の秋から、松前へ行く様になり、今回で3回目の松前なのです。初めて松前へ行った頃から、僕に降って来た言葉があるのです。歴史を学んでも憎しみは受け継ぐな。

今回の旅で本当に実感した。歴史的背景のお陰で、何の罪のない人達が、後ろめたさを感じながら生きている。辛いよ。

アイヌの事を叫ぶ人達はいつも矛先を探している。そしてロックオンされれば、旗を振り拳を上げ、権利と義務を叫び、補助金へと運動の道は続いて行く。

でもね、松前の人達はそんな事はしていない。逆に、罪の意識と無実の中で、争っているのかも知れない。今を生きる松前の人達や松前出身の人達には、何の罪もない事。

僕は松前の人達と光を探したい。憎しみでも恐れでもなく、喜びを探したい。歴史が問いかけてくる事もある。それでも、遠く(未来)を見つめたい。

生まれた育った所で背負わされる罪の意識。そんな意識はいらない。僕はアイヌとして生まれた、そしてアイヌを背負わされ育った。だから、そのいらない罪の意識に過敏に反応してしまう。

僕は補助金ではなく、自立した今を生きるアイヌとして、今を生きる松前の人達と未来を見つめて行きたい。共存とまで言うと大きくなり過ぎるけど、そんな事を少しでもトライしてみたい。

松前の皆様、ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。





今日も最後まで読んでくれて、イヤイライケレ〜。



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